プラスチック関連用語集 プラスチック業界の専門用語をご説明いたします
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初心者の方にプラスチック専門用語をご説明いたします

プラスチックについて専門的な用語をご説明いたします。
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プラスチック素材
プラスチック成型専門用語
 

素材

用語 意味
ABS(ABS) プラスチックの材料で熱可塑性樹脂の一種です。アクリロニトリル・ブタジェン・スチレンの頭文字をとってABS樹脂といいます。成形性が良く、広い温度範囲にわたって機械的性質が優れており、他のプラスチックに比較して価格が安く用途が広い樹脂です。ただし耐候性、透明性はよくありません。
ポリカーポネート(PC) この樹脂は透明で強度が優れており、特に耐衝撃性が強く、比較的高温に耐えますが、耐薬品性に弱く、応力割れができやすい欠点もあります。物理的性質は若干ポリアセタールに似ていますが耐衝撃性、透明度、耐疲れ性の点でポリカーポネートが優れており、耐薬品性、耐摩耗性などはポリアセタールが優れています。
ポリアセタール(POM) 摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れ、スプリング性とある程度の強さを持つのが特徴です。これは不透明で耐候性に弱いので、屋外の使用に余り向かず、耐溶剤性が強いという利点は接着ができないという欠点につながります。
ポリアミド(PA) 一般的に摩擦係数が小さく、自己潤滑性があり耐摩耗性に優れ、耐衝撃性大、耐薬品性、耐溶剤性が良く、反面吸水性大で寸法安定性が悪いです。ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12等があります。
ポリプロピレン(PP) 軽量で機械的性質、剛性、曲げ疲労性などに優れています。耐熱性、耐ストラッキング性はPE(ポリエチレン)よりも優れていますが、低温衝撃性は劣ります。成型収縮率が大きく寸法精度が出しにくいのが特徴です。

成型時の専門用語

用語 意味
射出成型 加熱して流動状態にしたプラスチック材料を閉じた金型の空洞部に加圧注入し金型内で固化させる成型方法です。
ウエルドライン 成型時に樹脂の2つ以上の流れが完全に融合しないときに生じる接合部にできる線状のむらのことです。
気泡 製品の内部に空気、水、ガスなどが含まれている現象です。表面からの冷却過程で樹脂の収縮により内部気泡ができることもあります。
フラッシュ(銀条) 表面に樹脂の流れ方向に発生する細い走るような線の束で銀白色の線としてよく見られる現象です。原因は水分や材料分解、異物混入などが考えられます。
クラック 離型が悪かったり薬品等に侵されてヒビわれが生じることです。
ヒケ 成型品の表面に発生する凹み現象を言います。
ジェッティング ゲートからキャビティ内に射出された樹脂がひも状のまま固化して成形品の表面に蛇行状模様を呈する現象を言います。
バリ 成型材料が金型のすき間に流れ出して固まったものが製品についた余計な部分のことです。
フローマーク 金型キャビティ内の成型材料の流れのあとが製品に残った外観上の欠陥となる模様を言います。
アニーリング処理 残留応力を取り除くためや寸法安定性を向上させるため行う熱処理のことです。熱風方法と熱水方法があります。
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